端末の背景色を黒などの暗い色にしていると、lsコマンドでのディレクトリ表示が青で見づらいと思った方もいると思います。
ちょっと前まではディレクトリもファイルも同じ色で表示されてましたが、最近ではlsにalias ls='ls --color=tty'のようなエイリアスがあらかじめ設定されていて、lsコマンドの出力に色がついていることが多いです。
そこで今回はlsコマンドの配色をカスタマイズしてみたいと思います。
まず、/etc/DIR_COLORSと/etc/DIR_COLORS.xtermを開きます。
各ファイルの50~59行目を変更することによって各種ファイルの配色を変更できます。
NORMAL 00 # global default, although everything should be something.コメントにも書いてありますが、各行の先頭はファイルの種類を示しています。
FILE 00 # normal file
DIR 00;34 # directory
LINK 00;36 # symbolic link
FIFO 40;33 # pipe
SOCK 00;35 # socket
BLK 40;33;01 # block device driver
CHR 40;33;01 # character device driver
ORPHAN 01;05;37;41 # orphaned syminks
MISSING 01;05;37;41 # ... and the files they point to
その後ろの2桁ずつの数字は表示に関する各種設定です。
1つ目が文字属性(boldなど)、2つ目が文字色、3つ目が背景色です。
それぞれ下記の数字を指定することができます。
文字属性
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文字色
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背景色
|
設定後ログアウトし、再度ログインすると設定した色が反映されています。
私はディレクトリの色が青で見にくかったので、ディレクトリの配色を青文字・白背景に変更しました。
DIR 00;34,47 # directory他にもさまざまな組み合わせがあるので、自分の見やすい配色を設定してみてください。
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