lsコマンドの配色を変更する

| | Comments (0) | TrackBacks (0)

端末の背景色を黒などの暗い色にしていると、lsコマンドでのディレクトリ表示が青で見づらいと思った方もいると思います。
ちょっと前まではディレクトリもファイルも同じ色で表示されてましたが、最近ではlsにalias ls='ls --color=tty'のようなエイリアスがあらかじめ設定されていて、lsコマンドの出力に色がついていることが多いです。
そこで今回はlsコマンドの配色をカスタマイズしてみたいと思います。

ls_color.jpg



まず、/etc/DIR_COLORSと/etc/DIR_COLORS.xtermを開きます。
各ファイルの50~59行目を変更することによって各種ファイルの配色を変更できます。

NORMAL 00       # global default, although everything should be something.
FILE 00         # normal file
DIR 00;34    # directory
LINK 00;36      # symbolic link
FIFO 40;33      # pipe
SOCK 00;35      # socket
BLK 40;33;01    # block device driver
CHR 40;33;01    # character device driver
ORPHAN 01;05;37;41  # orphaned syminks
MISSING 01;05;37;41 # ... and the files they point to
コメントにも書いてありますが、各行の先頭はファイルの種類を示しています。
その後ろの2桁ずつの数字は表示に関する各種設定です。
1つ目が文字属性(boldなど)、2つ目が文字色、3つ目が背景色です。
それぞれ下記の数字を指定することができます。

文字属性
00なし
01bold
04下線
05点滅
07反転
文字色
30
31
32
33
34
35マゼンタ
36シアン
37
背景色
40
41
42
43
44
45マゼンタ
46シアン
47

設定後ログアウトし、再度ログインすると設定した色が反映されています。
私はディレクトリの色が青で見にくかったので、ディレクトリの配色を青文字・白背景に変更しました。

DIR 00;34,47    # directory
他にもさまざまな組み合わせがあるので、自分の見やすい配色を設定してみてください。


0 TrackBacks

Listed below are links to blogs that reference this entry: lsコマンドの配色を変更する.

TrackBack URL for this entry: https://lab.hde.co.jp/blog/mt-tb.cgi/73

Leave a comment

About this Entry

This page contains a single entry by takayasu published on December 8, 2008 10:33 AM.

kvmで仮想化するぜ@CentOS5.2 was the previous entry in this blog.

Hyper EstraierのAPIをPythonのctypes経由で呼び出す is the next entry in this blog.

Find recent content on the main index or look in the archives to find all content.