HDEラボの桜井です。
もう師走ですけど、みなさん忙しく開発してます?
私は開発環境が復旧不能で再構築中ですけど、そんなときにちょうどいい仮想化を取り上げたいと思います。
kvmは、Linuxカーネル2.6.20から標準で搭載されている仮想化技術です。
今回は、kvm+qemuで手軽に仮想マシンを作ってみるわけです。
さっそく、レシピを。
・CentOS-5.2
・kmod-kvm、kvm、qemuパッケージ(とこれに依存するもの、自分はyumで入れました)
・VNCviewer(今回は仮想マシンのGUIを表示するために使いますので、kvmが入っているサーバとは別のクライアントに導入しておきます)
手順ですが、
・仮想ディスクを作る
・仮想ディスクにOSをインストールする
・仮想マシンを起動する
の三本です。
では、早速やってみましょう。(全部rootでね)
・仮想ディスクを作る
今回は10GBのtest.imgという仮想ディスクを作ります。
・仮想マシンにOSをインストール
さっき作ったOSに、お好きなディストリビューションのISOイメージからインストールします。
例では、Fedora10をインストールしてみましょう。
また、GUIなしでは困るので、VNC経由で操作できるようにしてみましょう。
(Cドライブは仮想ディスク、DドライブはISO、Dドライブから起動、メモリ384MB、VNCサーバのスクリーン番号は1)
うまく起動できたら、vncviewerでGUIにアクセスしましょう。
ホストサーバのIPアドレスが192.168.0.1、VNCのポートが5901番、スクリーンが1の場合、
「192.168.0.1:5901:1.0」を指定して接続します。
・仮想マシンを起動
インストールが完了していったん仮想マシンを停止したら、下記のように起動します。
ネットワークなどの指定は、qemuのヘルプを参考にしてみてください。
(補足)
ちなみに、なぜかVMwareServerを一緒に立ち上げるとOSが止まってしまいました。
そのおかげで、開発環境を再構築しているのでした(涙)
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