弊社HDE製品(メールセキュリティアプライアンス)「tapirus(タピルス) Mi 1000」にオープンソース「Karesansui」を採用

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お久しぶりです、船ヶ山です。

2009年10月7日に弊社HDEがプレスリリースしたメールセキュリティアプライアンス「tapirus(タピルス) Mi 1000」ですが、内部でオープンソースのKaresansui+Xenを採用しましたのでその紹介等を簡単にしたいと思います。

以下のメディアにも紹介されています。
CodeZine 「OSSの仮想化管理技術を活用した国産のメールセキュリティ専用サーバー「tapirus Mi1000」、HDEが発表 」
仮想化(Karesansui)を採用した理由
アプライアンスに仮想化を採用した理由は非常にシンプルで、仮想化を使えばハードウェアを意識しない開発が可能ではないかという点で採用を決めました。

Karesansuiを作っている時は、まったくアプライアンス等を意識したわけではないです。^^

・Karesansuiが使われている場所(一部)
 アプライアンス製品によくある初期化機能で、Karesansui+Xenを利用しています。
具体的には初期化の実現方法は専用のROMや別ストレージを利用しての初期化が一般的だと思いますが、仮想化技術を使えばゲストOSのイメージを戻すだけですので非常に簡単に初期化機能を実現することができます。

仮想化とアプライアンスをコラボした感想
 アプライアンス固有の機能を仮想化技術で抽象化できかつ、開発工数も削減できたと考えています。
 また、tapirus(タピルス)の機能はすべてゲストOS上に存在するので極端なことを言えば、ソフトウェア(パッケージ製品)にすることもできますし、Amazon EC2に乗っけちゃうこともできます。
要は1つのソフトウェアで、パッケージ、アプライアンス、ASP(Saas)を同時に展開することも可能です。
注)提供形態の違いにより求められる機能差異はあると思いますが。

PS. Karesansuiのカエルに引き続き、tapirus(タピルス)もバクのキャラクタを作りました。やっぱりキャラクタがいると開発のやる気もちょっとは上がります(個人的にはですが)
バナーも作りましたので、何かあれば使ってください。

tapirusバナー
tapirus.png


謝辞
オープンソースソフトウェアを利用することでこの「tapirus(タピルス) Mi 1000」や「Karesansui」は出来ています。オープンソースソフトウェアに携わっているすべての方に感謝を。

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