(本調査は、HDEが非公式に、毎月20日頃に日経225登録銘柄のドメインに対し、SPFレコードが設定されているかどうかを独自調査し、主要企業の対応動向を毎月レポートするものです)
2008年2月20日時点での日経225登録銘柄におけるSPFレコード登録の状況は、全体で31件となり、設定率は13.8%となりました。この数字は、1月の調査から比較して1件の増加ということになりました(増加した一件は~allでした)。
先月の調査では、NTTドコモが2007年11月1日からSPFによるなりすましメールの拒否機能を無料提供しはじめたことに呼応したSPFレコード設定の動きが一段落したのか、あるいはまだ継続中であるのか、引き続き観察が必要であるとしましたが、2月の状況から判断するに、「第一次SPFドコモ・ショック」は一旦収束したと考えてよいでしょう。
一般に企業のシステム入れ替えが多いとされる4月、5月、あるいはキャリア側で新たな動きがあるまでは、当面SPF設定を急ぐ企業はそれほどは増えないと予想されます。引き続き観察を続けて参ります。
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