Red Hat Enterprise Linux release 6.0 Beta (Santiago) (以下RHEL6)を使用してみて気づいた点をメモ的に残しておきます。
なお、現時点(ベータ版)での検証結果であり、正式リリースでは以下の動作は保証されませんのでご了承ください。 また、現在も検証の最中ですので、今後変更点など気づいた時点で、随時内容を追加、更新します。興味のある方はまたチェックしてみてください。
■変更点
なお、現時点(ベータ版)での検証結果であり、正式リリースでは以下の動作は保証されませんのでご了承ください。 また、現在も検証の最中ですので、今後変更点など気づいた時点で、随時内容を追加、更新します。興味のある方はまたチェックしてみてください。
■変更点
- - デフォルトのファイルシステムがext4になった。
- - caching-nameserverパッケージがbindパッケージに統合された。
- - vsftpdのデフォルト設定では、ローカルユーザはFTPログインできない 「#local_enable=YES」のコメントを外して再起動する
- - portmapからrpcbindに変更された。
- - RPMのSPECファイルの書式に若干の変更があった。rpm-4.8 以降の仕様変更 - PreReq と BuildPreReq は deprecated 扱いになった。
- - dhcpの設定ファイル位置が変更された。 - /etc/dhcpd.conf から /etc/dhcp/dhcpd.conf に。
- - rpmのデフォルトのビルドディレクトリが変更された。 - 「_topdir %{getenv:HOME}/rpmbuild」
- - rpmbuildのpatchのオプションが変わった。 - fuzz=0 でパッチのチェックが厳密になった。
- - lsコマンドの出力結果にACLの情報が付加された。
- - shadowのデフォルトの暗号方式がMD5からSHA512に変わった。 - /etc/pam.d/system-authのpassword管理グループの設定で切り替え可能。
PreReq は、Requiresへ、BuildPreReq は BuildRequires への書き換えが必要。 PreReq -> Requires(triggerin) や Requires(triggerpostun)
- Patchタグで番号をつけて宣言した場合(Patch0:)に、%patch のようにパッチ番号を省略すると、エラーになる。厳格に番号を指定しなければならなくなった。
- _default_patch_fuzzというマクロで制御できるらしい。
- - Beta現在のopenldap-serversパッケージのパッケージングに不具合らしきものがあり使えない。 - 設定ファイルが空になる。
- - ntpの起動時、空のdriftファイルだとエラーが表示される - デフォルトの周波数である1e9を書き込むとエラーにならない
- - authconfigでldap認証の設定が正しく書き込まれない - /etc/nslcd.confから"pam_password"パラメータの設定を削除しないと、nslcdサービスが起動できない
- configtestでDBエラーがでる。
- 不具合でないが、initスクリプトのファイル名がldapからslapdになった。
- 不具合でないが、initスクリプトのrestartは、起動中でないと動作しないようになった。
- RHEL6のntp-4.2.4で起きるが、ntpの最新の4.2.6では起きない